39.売家と唐様で書く三代目
2005年 04月 08日
初代はその財を築くために、それこそ夢中になって働いて、文字を習う暇もないほどであったが、その子や孫はその財産を使うばかり。そのうちには悪い遊びも覚え、三代目あたりになると財産といえば自分の家くらいしか残らなくなってしまう。ついにはその家までも手離さなければならず、ただ一つ身についた腕で、売家という文字を唐様のしゃれた書体で書く。祖父の忍苦を忘れて、孫の代で無残に財産を使い果たす意味の川柳。名家や富豪と評判の家で三代目につぶれる家が多い。
語:唐様=明(みん)の書風をまねた漢字の書体。
語:唐様=明(みん)の書風をまねた漢字の書体。
by celica2014276 | 2005-04-08 22:14 | う



