104.陰徳あれば陽報あり
103.慇懃無礼
102.因果の小車(おぐるま)
101.言わぬが花
100.鰯の頭も信心から
99.色の白いは七難隠す
98.入るを量りて出ずるを為す
97.炒豆に花(いりまめにはな)
96.入船あれば出船あり
95.賤しい者の系図調べ
中国の戦国時代、楚(そ)の孫叔傲(そんしゅくごう)が子供の時、遊びに出て泣いて帰ってきた。母が訳を聞くと「私は両頭の蛇を見たので数日の中に死ぬでしょう。それが悲しい」といった。当時は、両頭の蛇を見た者は死ぬと信じられていた。孫の母は、それではその蛇はどこにいるのかと聞くと、「また他の人が見るといけないと思ったので、殺して土に埋めた」と答えた。そこで母は「それなら心配はいらない。お前は決して死にはしない。昔から陰徳あれば陽報ありというではないか。お前のやったことは立派な陰徳である。死ぬどころかきっと陽報があるでしょう」と慰めた。孫は後に国守になり、その名を聞いただけで国が治まった。誰にも知られないで、そっと善いおこないをしていれば、必ず人の目に立つような善い報いが返ってくる。
語:陰徳=誰にも知られず行う善い行為。
陽報=はっきり現れる報い。
類:陰徳は陽報の来る門口
陰徳有る者は必ず其楽をうけて以て其子孫に及ぼす
陰れての信は顕れての徳
陰れたる信あれば顕れたる威あり
▲ by celica2014276 | 2005-03-24 22:34 | い
態度や言葉づかいは、やたらと丁寧だが、それは表面だけで、心の中には少しも誠意がない。こうした一見丁重さの底にひそんでいる人を人とも思わぬ無礼さを言う。
語:慇懃=ていねい。丁重。
類:慇懃尾籠
▲ by celica2014276 | 2005-03-24 22:14 | い
人の世のまわり合わせを、小さい車の輪にたとえて、悪い行いをすれば、やがて、悪い報いを受けるというように、回り回って我が身に返ってくる。悪を戒めることわざ。
語;因果=あらゆる現象の原因と結果の法則。また、前世
の悪の報い。
類:因果はめぐる小車 因果は下れる車の如し
因果は車の輪の如し
▲ by celica2014276 | 2005-03-24 22:07 | い
物事は口に出して言わない方がかえって良い場合がある。あからさまに言葉にしてしまうよりは、その先の方は相手の想像に任せたほうがむしろ味がある。
語:花=勝っている。
類:言わぬは言うにまさる 沈黙は金雄弁は銀
▲ by celica2014276 | 2005-03-24 22:00 | い
いわしの頭のようなつまらないものでも、信心の対象ともなれば非常にありがたく思われる。鎌倉時代節分の夜に各家で福豆をまき、門口にひいらぎの枝にいわしの頭を突き刺した物を飾って、災いを追い払う習わしがあった。いわしは値段も安く、見向きもされないのに、節分の夜に限って災いを追い払うということから言われた。
語:信心=仏教における信仰の念。
類:鰯の頭も信仰から 鰯の頭も信心
竹帯も五百羅漢 白紙も信心次第
白紙も信心から鰯の頭にも理屈がつく
▲ by celica2014276 | 2005-03-24 21:56 | い
目鼻立ちや、いろいろの欠点があっても、色が白いとそれらの欠点を隠すから苦にならない。長所があれば短所が隠される。
語:七難=七つの欠点。仏教語で、流行病、異国の侵略、内
乱、風水害、火災、霜害、日月食をいうが、ここでは多く
の欠点を言う。
▲ by celica2014276 | 2005-03-23 22:56 | い
収入を計算して支出とのつり合いを調整する。経済状態を整えること。
語:入る=収入。 出ずる=支出。
▲ by celica2014276 | 2005-03-23 22:51 | い
炒った豆は熱のために芽が死んでいるはずなのに花が咲く。衰えたものが再び栄えることのたとえ。また、普通は起こらないことのたとえ。
語:炒豆=豆類を炒ること。煎り豆。
類:雄猫が子を生む 枯れ木に花が咲く
西から日が出る
▲ by celica2014276 | 2005-03-23 22:47 | い
一航海を終えて港に入ってくる船もあれば、これから旅立っていく船もある。世のさまざま。
類:片山曇れば片山日照る 一去一来
▲ by celica2014276 | 2005-03-23 22:42 | い
家柄や地位の低い者が、家の系図を調べて自慢する。境遇に不似合いなのを笑う言葉。
語:系図=先祖から代々の系統を書き記した表。
類:聞きにくきもの世になし者の先祖咄
貧乏人の系図話
▲ by celica2014276 | 2005-03-23 22:38 | い