14.商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)

 商人はもうからぬもうからぬといいながら、いつのまにか倉を建て財産を作っている。

類:商人は損と元値で暮らす
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# by celica2014276 | 2005-03-05 22:40 |

13.商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)

 侍が刀のつばの音で起き、乞食が茶碗の音で目を覚ますのと同じで、商人であれば利に敏感でなければならない。子というのは、まだほんの乳児か、せいぜい三歳児くらいまでのことである。商人の家に生まれて、子供はもうその時から父親たちの損得駆引きの空気に染まる。たわいなく眠っていても、算盤の音を聞けば本能に目を覚ます。商人の子は、そのくらいでなければ親の跡目を継げない。自分の従事していることにはならい性となって、何事にもぼんやりとしてはいないものである。

類:武士は轡(くつわ)の音で目をさます
  乞食の子は茶碗の音で目をさます
  Habit becomes a second nature.
  (習慣は第二の天性となる)
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# by celica2014276 | 2005-03-05 22:33 |

12.商人と屏風は直には立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)

 屏風はいくつかに折り曲げないと立たないように、商人として世間を渡るには、自分の感情を抑えて人と付き合っていかなければ成功しない。

語:直には立たぬ=まっすぐでは倒れる、世渡りが出来ない。

類:商人と屏風は曲げらね立たぬ
  商人と屏風はゆがまねば立たず
  正直者がばかを見る

反:正直の頭(こうべ)に神宿る
  正直は一生の宝

出:「世帯気質(しょたいかたぎ)」
  ・商人と屏風は直ぐには立たぬというふ諺は邪の心を持てといふ世話にあらず。
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# by celica2014276 | 2005-03-05 22:18 |

11.秋葉山から火事(あきわさんからかじ)

 防火の神である秋葉山から火事を出す。他人を戒めながら、おひざ元から過ちを引き起こすこと。一般に指導的な立場の者が、皮肉にも自分から過失を犯すこと。

語:秋葉山=静岡県西部、天竜川の東岸にある山。高さ836m。
        山上に火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)を祭る
        秋葉神社がある。火災防鎮の神として知られ、12月の
        防火祭りは有名である。

類:火消しの家にも火事
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# by celica2014276 | 2005-03-05 22:08 |

10.秋の扇(あきのおうぎ)

 涼しい秋になると、夏の間大事に使われていた扇は、不要になって見捨てられてしまう。男の愛を失った女の例え。前漢の成帝の宮女、はんしょうよが帝の愛情を失ったとき、わが身を不要になった秋扇にたとえて、秋扇賦(しゅうせんのふ)を歌った故事による。この故事は、その後、江淹(こうえん)、劉孝綽(りゅうこうしゃく)、王昌齢(おうしょうれい)らによって詩となり、有名になった。役に立たないもののたとえにもいう。

類:夏炉冬扇(かろとうせん)
  扇の別れ
  土用ぬのこに寒かたびら
  班女が扇
  秋田の落とし水

出:謡曲「班女(はんじょ)」
  ふることまで思ひ出ずる班女が閨(ねや)の中に秋の扇の色、
  楚王(そおう)の台(うてな)の上には夜の琴の声。

  「文選(もんぜん)」

  「和漢朗詠集(わかんろうえいしゅう)」
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# by celica2014276 | 2005-03-05 22:01 |

9.秋茄子嫁に食わすな(あきなすびよめにくわすな)

 秋に取れるなすは特別に味がよいから、嫁に食わせるな。姑根性が、あからさまに出ているが、反対に秋茄子は体が冷えるから、嫁に食わせないようにと、嫁をかわいがる姑のいたわりという説もある。

語:嫁に食わすな=生産地などでは、その季節に取れた味のよいものをたとえるのに、
             こうしたいいまわしをする。

類:秋かます嫁に食わすな
  秋さば嫁に食わすな
  五月わらび嫁に食わすな
  夏だこ嫁に食わすな
  二月のかれいなら花嫁に食わすな

反:秋なすびは嫁に食わせ、秋きゅうりは嫁に食わすな
  秋なすび嫁に食わせよ
  たらの頭は嫁に食わせろ

出:「毛吹草(けふきぐさ)」
  秋茄子嫁に食わすな。
  「姑気質(しゅうとめかたぎ)」
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# by celica2014276 | 2005-03-05 21:42 |

8.秋高く馬肥ゆ(あきたかくうまこゆ)

 秋が深くなってきて、空が高くすみわたる季節は、取り入れ時でもある。馬糧は豊富にあり、馬も食欲を増してたくましくなる。

類:天高く馬肥ゆ
  天高くして気清し

出:雲浄くして妖星落ち、秋高くして塞馬肥ゆ。
  <杜審言(としんげん)>
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# by celica2014276 | 2005-03-05 21:33 |

7.青は藍より出でて藍よりも青し(あおはあいよりいでてあいよりもあおし)

 青い色の染料は藍草から作るが、その色は原料の藍よりも青い。弟子が師よりも、優れた人物になること。

語:青=青色の染料
  藍=たで科。 藍草。 葉や茎を発酵させてから、うすでついて藍玉を作り青色の染料を取る。

類:藍を以って青きを染むれば則ち藍よりも青し
  出藍の誉れ(しゅつらんのほまれ)
  氷は水より出でて水よりも寒し
  紺は藍より出でて藍より濃し

出:「荀子(じゅんし)」
  ・君子曰く「学は以てやむべからず。青は藍より出でて藍より青し」 
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# by celica2014276 | 2005-03-05 21:27 |

6.青菜に塩(あおなにしお)

青菜に塩をかけるとしおれる事から、力がなくなってぐったりとなる様子の例え。

類:青菜を湯につけたよう
  菜の花に塩をかけたよう
  なめくじに塩
  蛭に塩

出:「侠客伝(きょうかくでん)」
  向後(きゃうご)をきっと慎みねと言われて、
  皆々青菜に塩に、形を改め額をつきて仰せうけばり奉りぬ。

  「教草女房形気(おしえぐさにょうぼうかたぎ)」
  ・青菜に塩のしほしほと急ぎ役所へ出て行く
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# by celica2014276 | 2005-03-05 21:17 |

5.仰いで天に愧じず(あおいでてんにはじず)

 このあとに「ふして地にはじず」とつづく。仰いで天に対してはじることがなく、ふしては地に対して少しもはじることがない。自分が潔白であり、心に一点のやましい所がない。

語:愧ず=恥または恥じる。辱める。

類:俯仰天地に愧じず(ふぎょうてんちにはじず)

出:「孟子(もうし)」

・孟子曰く「君子に三楽有り。而(しこう)して天下に
王たるは与り(あずかり)存せず。父母倶に存し、
兄弟故なきは一の楽しみなり。仰いで天に愧じず、
俯して人にはじざるは二の楽しみなり。
天下の英才を得て、之を教育するは、三の楽しみなり。
君子に三楽あり。而して天下に王たるは与り存せず」と。
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# by celica2014276 | 2005-03-05 21:13 |

4.会うは別れの始め(あうはわかれのはじめ)

 会った者は、いつかは必ず別れなければならない。別れはつらいものだけれど、それは逃れることの出来ない人の世の定めである。

類:合わせ物は離れ物
  会者定離(えしゃじょうり)
  We never meet without a parting.
  (別れのない出会いはない)
  As soon as man is born he begins to die.
  (人は生まれてもやがて死ぬ運命にある)

出:「続拾遺和歌集(ぞくしゅういわかしゅう)」
  ・始めより逢ふは別れと聞き乍ら、暁しらで人を恋ひける

  「白紙文集(はくしもんじゅう)」
  ・合は離の始め、楽しみは憂の伏すところ。
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# by celica2014276 | 2005-03-05 21:02 |

3.相手のない喧嘩は出来ぬ(あいてのいないけんかはできぬ)

 どんなに乱暴ものでも、相手がいなければ喧嘩にならない。喧嘩になるのは、それを買って出るものがいるからである。けんかの相手になるな。

類:一人喧嘩はならぬ
  気狂いも一人は狂わぬ
  相手なければ訴訟なし
  気狂いもただは怒らぬ
  喧嘩ともっこは一人じゃ出来ない
  It takes two to make a quarrel.
  (けんかをするには二人必要である)

出:「教草女房形気(おしえぐさにょうぼうかたぎ)」
  ・まさか相手のいない喧嘩もできねだろうから、おかあもだまっているだろう。
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# by celica2014276 | 2005-03-05 20:57 |

2.挨拶は時の氏神(あいさつはときのうじがみ)

 けんかや口争いをしている時の仲裁は、その時にとって氏神様のようにありがたいものだから、その扱いに従うのがよい。これは、氏神が民衆にあがめられ、恐れられていた時代に生まれた。

語:挨拶=扱い。仲裁。
  氏神=先祖を祭った神。

類:仲裁は時の氏神
  仲人は時にとっての氏神
  地獄で仏
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# by celica2014276 | 2005-03-05 20:50 |

blob初投稿第1弾

これからことわざの勉強もかねて、こんなことわざもあったのか!?これは知っている!!ほうほこんな意味なのか!!などなどがんばって作っていきたいと思います。
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# by celica2014276 | 2005-03-05 20:36

1.愛縁奇縁(あいえんきえん)

 世に多くの人がいる中で、特にその人たちが愛し合ったり和合ししたりするのは、皆この縁の不思議な働きによる。

語:愛縁=結ばれる縁  奇縁=不思議な縁

類:合縁機縁
  合性奇縁
  縁は異なもの味なもの
  何事も縁
  馬には乗ってみよ、人には添うてみよ
  蓼食う虫も好きずき
  Marriage go by destiny.
  (結婚は運しだい)
  Each for his own taste.
  (人はそれぞれにちがった好みを持つ)

反:つり合わぬは不縁のもと

出:「心中宵庚申(しんじゅうよいごうしん)」
  人に合縁奇縁、血を分けた親子でも中の悪いがあるもの
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# by celica2014276 | 2005-03-05 20:20 |


普段使うような故事ことわざと使わないような故事ことわざを50音で書いていきたいと思います♪絶対最後まで完成させてやるぞ!!同時進行で故事ことわざ辞典blog目次を作成中♪


by celica2014276

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